「かぎ針編みは楽しくて大好き!」というあなたへ。
新しく「アフガン編み」に挑戦してみたいけれど、「なんだか難しそう…」「また新しい道具を買うのはちょっと…」と足踏みしていませんか?
実は、かぎ針経験者であるあなたなら、アフガン編みの基本は5分で習得することができます。 なぜなら、針に糸をかけて引き抜く、編み地から目を拾うといった基本の指の動きは、かぎ針編みとほぼ同じだからです。
違うのは、「針にループ(目)を残しながら編む」という一点だけ。
この記事では、かぎ針編みとアフガン編みの違いを5つの視点でわかりやすく比較しました。今持っているかぎ針のままで「新しい世界」へ一歩踏み出してみませんか?

そもそも「アフガン編み」って何?30秒でわかる基本
アフガン編みとは、一言で言うと「往き(ゆき)・戻り(もどり)の2工程で、まるで織物のような美しい編み地ができる」独特の技法です。
通常の編み物は右から左へ編んだら、編み地をひっくり返して裏面を見ながら編み進めますよね。しかし、アフガン編みは常に表面を見たまま、右から左へ目を拾う「往き」と、左から右へ目を引き抜いていく「戻り」を繰り返します。
出来上がる編み地は、ニットの柔らかさと、織物の規則正しさを掛け合わせたような、ポコポコとした格子状の美しい表情が特徴です。
アフガン編み vs かぎ針編み:5つの違いを比較
具体的に何が違うのか、まずは一目でわかる比較表を見てみましょう。
| 比較項目 | かぎ針編み | アフガン編み |
| 使用する針 | 短く、グリップ付きが多い | 棒針のように長く、端にストッパーがある |
| 編み方のリズム | 1目ずつ完成させて進む | 「往き」で針に残し、「戻り」で完成させる |
| 編み地の質感 | 柔らかく、伸縮性がある | 厚みがあり、平らで型崩れしにくい |
| 向いている作品 | ウェア、立体的な小物、編みぐるみ | バッグ、ポーチ、ブランケット、エコたわし |
| 目数の数え方 | 頭の「鎖(目の頭)」を数える | 表面に見える「タテの目」を数える |
①針の形・長さが違う
かぎ針は、手のひらに収まるサイズで、持ちやすいようにシリコンやゴムのグリップがついているものが主流です。
対してアフガン針は、編み目を針にたくさん残していくため、棒針のように長く、編み目が落ちないように端にストッパー(玉)がついています。
「じゃあ、専用の針を買わないとできないの?」
と思うかもしれませんが、実は短い編み地(ドミノ編みのようなタイルのような編み地や、幅の狭いストライプなど)であれば、今お持ちのグリップ付きかぎ針でも十分に代用できる場面があります!また、グリップのない両かぎ針や金属のかぎ針があれば、幅15cm程度の編地であれば編むことができます。
〈ここにグリップ付きかぎ針で編んだ小さなアフガン編み作品の画像を挿入〉
📌 関連記事:まずはここから!初心者におすすめのアフガン針スターターセット3選
②編み方のリズムが違う(往き・戻りの2段階)
かぎ針編みは、糸をかけて引き抜き、その場で「1目」を終わらせてから次の目へと進みます。
一方、アフガン編みのリズムは独特です。
- 往き(右→左): ざくざくと編み地から目を拾い、針の上にどんどんループを残していきます(針の上にたくさん目が並んだ状態になります)。
- 戻り(左→右): 針にかかったループを、端から1,2目ずつ一度に引き抜いて減らしていきます。
この「タテ糸(往き)」と「ヨコ糸(戻り)」が交差するような2段階の工程を経て、1段が完成します。
③できあがる編み地のテイストが違う
かぎ針編みの編み地は、目の詰まった細編みであっても、ニット特有のしなやかさと柔らかさ、そして程よい伸縮性があります。
一方、アフガン編みはタテ糸とヨコ糸がしっかり組み合わさっているため、「織物のように真っ平らで、厚みがあり、ほとんど伸びない」という性質を持ちます。
また、同じくさり編み10目で始めた編地でも、かぎ針とアフガン編みでは出来上がりサイズが異なります。
アフガン編みの方が一回り小さいサイズに編みあがるのは、一目の成り方の違いにあります。
1目あたりの横幅の割合がアフガン編みの方が狭いため、できあがりの横幅に差が出ます。

④向いている作品が違う
この「編み地の質感」の違いによって、それぞれ得意な作品が変わります。
- かぎ針編みが得意なもの: ウェア、帽子、編みぐるみなどの立体など
(編み地が柔らかく体にフィットするものや、自由自在に形を変えられる立体ものが得意です) - アフガン編みが得意なもの: ポーチ、しっかりしたバッグ、ブランケット、エコたわしなど
(伸びて形が崩れてほしくないバッグの底や、厚みが欲しい日用品に最適です)
📌 関連記事:編み地がしっかり自立する!アフガン編みの魔法のエコたわし作り方)
⑤目数・段数の数え方が違う
かぎ針編みでは、編み目の「頭(鎖の形をした部分)」を上から数えるのが基本ですよね。
アフガン編みは違います。編み地の表面に、まるで織物のタテ糸のように「縦にピッと走る真っ直ぐな線(縦目)」が並びます。段数も目数もこの縦の線を数えていくだけなので、実はかぎ針編みよりも「今何段めだっけ?」と迷子になりにくいという隠れたメリットがあります。
📌 関連記事:数え間違いゼロへ!アフガン編みの目数・段数の正しい数え方ガイド
かぎ針経験者がアフガン編みに移行するメリット3つ
「新しいことを始めるのは腰が重いな…」と思っているあなたに、かぎ針経験者だからこその特別なメリットを3つお伝えします。
①基本の動作はほぼ同じ。新しい技法なのにすぐ馴染める
作り目の方法、針への糸のかけ方、引き抜くときの力の入れ方は、すべてあなたがこれまでかぎ針編みで培ってきた技術そのものです。「まったく新しい言語をゼロから学ぶ」のではなく、「方言を新しく覚える」くらいの感覚でスタートできます。目の拾い方さえ掴めば、すぐに驚くほどサクサク編めるようになります。
②エコたわし・バッグなど実用品に強い
かぎ針でバッグを編んだとき、「荷物を入れたら底がびよーんと伸びてしまった」という失敗はありませんか?アフガン編みならその心配はありません。圧倒的に頑丈で、型崩れしにくい編み地が作れるため、毎日ガシガシ使うエコたわしや、お気に入りのバッグを「お店のクオリティ」で仕上げることができます。
③今持っているかぎ針でまず試せる
「専用の道具を買っても、三日坊主になったらもったいない…」
その心配は無用です。小さなコースターやアクリルたわし程度なら、今あなたの手元にある、その「かぎ針」のままで今すぐ体験できます。 初期投資ゼロで新しい扉を開くことができるのが、かぎ針経験者の最大の特権です。
📌 関連記事:初期費用を抑えたい!100均で揃うかぎ針編みの道具5選
「どちらを選ぶ?」タイプ別おすすめ診断
「私の作りたいものは、どっちで編むのが正解?」と迷ったら、こちらの診断を参考にしてください。
- 「かぎ針編み」がおすすめな人:
- コロンとした可愛い編みぐるみを作りたい
- 自分のサイズにぴったり合う、柔らかい帽子やマフラーを編みたい
- レース編みのような、透け感のある繊細なアクセサリーを作りたい
- 「アフガン編み」がおすすめな人:
- 裏地をつけなくても「自立する頑丈なバッグ」を作りたい
- 織物のような、高級感のあるパッチワーク風のブランケットに挑戦したい
- すきま時間で、実用的な日用雑貨(キッチン小物など)を量産したい
アフガン編みを始めるなら、まずこの記事から
かぎ針編みの技術をそのまま活かせる「アフガン編み」の世界。少しでも「やってみようかな」と思ったら、まずは以下のステップで進めてみるのがおすすめです。
挫折せずに、楽しくステップアップできるロードマップをご用意しました!
- ステップ1:道具を知る
まずはここから!初心者におすすめのアフガン針スターターセット3選 - ステップ2:実際に編んでみる(今あるかぎ針でOK!)
編み地がしっかり自立する!アフガン編みの魔法のエコたわし作り - ステップ3:ルールをマスターする
数え間違いゼロへ!アフガン編みの目数・段数の正しい数え方ガイド
針と糸が織りなす、新しい編み物の楽しさをぜひ体感してくださいね。

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